


最新の建物(ハード)を莫大なコストをかけてつくり、お客様を集める。これがここ数年の業界のトレンドでした。その一方で、建物は普通でも、スタッフの力でお客様を集めている会場もありました。
私が、リクルートで「ゼクシィ」の営業責任者を務めていたころに出会った両方のビジネス手法。
「ハードの力」か、「人の力」か。ハードにかけたコストは流行が廃れれば無駄になりますが、スタッフの能力は普遍的なものです。いつの時代でも、一流の人財が、一流のサービスを提供する。この構図は変わりません。だから、当社は人財育成に大きな投資をします。極端に言えばどんな業界でも通用するような人財の育成が、エスクリの事業のひとつであると考えています。

これまで、当社のような新興のブライダルオペレーション企業といえば、「ゲストハウス」がメインでした。しかし市場全体を見れば、「ゲストハウス」の占有率は約20%、3000億円程度。
私たちはその狭い市場で競争するのではなく、1兆4400億円の市場全体で可能性を追求するために、すべてのジャンルで出店しています。立地にもこだわります。
約7割のお客様が交通の便を重視しているというデータもあり、大都市であれば、少子化による人口減の影響も少ない。ターミナル駅の近くには広いスペースがほとんど残っていませんが、そこは逆転の発想で、居抜きやテナントとしてその場所・空間にあったジャンルで出店すればいい。複合ビルに入るレストラン、再生型のホテルなど、様々な形態に対応できます。
この業界、ドレスやフラワーコーディネート、ヘアメイクなどのサービスを外部の会社に委託するというのは常識です。しかし、お客様にとっては、同じ要望を何度も伝えなければならないことになる。
一生に一度の結婚式、決して安くないお金をお支払いいただいているお客様に対して、そんなサービスでいいのでしょうか。
真剣にお客様のことを考えれば、自社でのワンストップ・サービスがベスト。
つまり、プランナーにひとこと伝えれば、思い通りのサービスが受けられるような、VIPクラスのサービスを実現したいと考えています。これにより満足度を高め、客単価や利益率の向上にもつながっていきます。バンケットのサービスも同様です、アルバイトも自社で雇用し責任を持って育成していきたい。すべての根本に「人財の力」があるのが、エスクリの強みです。
−昭和40年7月29日生−
平成元年4月 早稲田大学政治経済学部卒後、サントリー株式会社入社
平成3年5月 株式会社リクルートに転職
平成6年1月 同社ブライダル情報誌「ゼクシィ」創刊プロジェクト参画。その後10年間、ゼクシィの発展のため営業責任者として全国を奔走。成績優秀マネージャーとして表彰多数。業界セミナーにおける「熱血講師」として「Mr.ゼクシィ」の異名をとる。
平成15年6月 リクルート退社。株式会社エスクリ設立、現在同社代表取締役社長。エスクリ設立後、主に有名ホテル、式場のコンサルティング、業界団体やブライダルスクールの講師を歴任。ホテル・式場の再生実績多数。同社をブライダル新興企業として急成長させている。